
みなさんは、「ディンプル」という言葉を聞いたことはありますか? この言葉は、ある程度ファッションに関心がある人でなければ、まず聞いたことがないかと思います。ディンプルというのは、ネクタイの結び目の下に作る「くぼみ」のことを指しています。上の写真で確認してみてください。結び目の下に凹凸が付いていますよね。
実はスーツスタイルにこだわりのある人は、ほぼ十中八九、ネクタイにディンプルを作っています。まるでディンプルがおしゃれの必須項目であるかのように、必ずディンプルを作っています。ファッション雑誌を見ても、おしゃれな芸能人を見ても、必ずネクタイにディンプルを作っています。
このことに気づいている人はほとんどいません。僕はネクタイを締めた人に会うと、常にネクタイにディンプルがあるかどうかを確認します。このディンプルが美しく作れている人というのは、確実におしゃれな人です。ディンプルはおしゃれかどうかを判断するにはもってこいの箇所だと言えます。
ルールがあるからこそ、微差が大切

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スーツスタイルというのは、たくさんのルールが存在します。昨日今日出来たものではありませんので、ある程度のルールに添いながら着こなしを構成することが大切です。その限られた範囲内で人と差を出すというのは、想像以上に難しいものです。だからこそこのようなネクタイの結び方という細部で差別化をすることが大切になります。
世の中の9割の人は、ディンプルの存在も知らないですし、こちらがディンプルを入れたとしても気づきもしません。でもファッションにこだわりがある人、そして経営者やビジネスで活躍している人の中には、この小さな違いに気づける人が結構いるのです。だからこそ、このような細部には徹底的に気を使うべきです。
今日からすぐに始められるポイントして、ぜひディンプルの存在をまずは確実に意識してみてください。
美しいディンプルの作り方
上の動画を見ながら、実際にディンプルを作ってみましょう。これは日々の繰り返し、ひたすら積み重ねるしかありません。ネクタイの結び方は、いつも通りで構いません。シングルノットでもウィンザーノットでもなんでも構いません。最後の仕上げの段階で確実にディンプルを作ることを意識してください。
僕も慣れるまでは時間がかかりましたが、これは必須項目です。何度も練習をして、確実に上達してください。
まとめ
ディンプルは確かに慣れるまでに多少の時間は掛かります。でもこの「しるし」があるだけで、簡単に差別化ができるわけです。使わない手はありません。ちょっとした違いを大切にできるかどうかは大きな差を生みます。
みなさんもぜひ今後は周囲の人をよく観察してみてください。おしゃれな人は必ずディンプルを美しく作っています。それに気づけるようになると、自ずとディンプルを作らずにはいられなくなるはずです。ぜひトライしてみてください。
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