
今回は私のお客さまのスタイリング事例をご紹介しながら、経営者の着こなしについて考えていきたいと思います。鈴木さんは美容室を他店舗経営される傍ら、同業界内での経営コンサルタントとしてもご活躍されています。
私がショッピングにご一緒させていただくようになってから、ファッションだけではなく、ヘアスタイルや眼鏡までもすべて変えました。元の写真と比べるとまったくの別人です。下の写真と見比べてみてください。

美容師さんは普段からラフな格好が多いため、あまりジャケットに着慣れていない人が多いです。鈴木さんの場合、美容師として現場に立つことはなく、経営者として日々ご活動されています。そのため、ジャケットは必ず着ていただくようにしています。ただし、美容室業界という特色もあるため、あまり硬すぎるコーディネートではなく、ラフさも適度に取り入れることを意識しました。

上のコーディネートではジャケットの下に、ラフなデニムウエスタンシャツを合わせてあえて着崩しています。ホワイトジーンズもパッと見で目立ちますし、未だに難易度が高いと思われている方が多いので、人との違いを明確にするにはとても有効なアイテムです。あまりに無難すぎてはブランディングは完成しません。
眼鏡も金属系のフレームからプラスティック製のものに変えました。最近ではメタルフレームの眼鏡はあまり流行らないですし、どうしても冷徹な印象を与えてしまうからです。おしゃれな人は断然クラシックな雰囲気の漂う丸型の眼鏡を取り入れています。特に鈴木さんの場合は美容業界ですので、トレンドも重要ですので、その雰囲気を眼鏡に取り入れました。

ジャケット×Tシャツのスタイルもとても様になっています。夏場はこのような薄手で、シワになっても様になるジャケットが重宝します。腕を軽くまくりながら着こなしていただいています。ジャケットにも様々な種類があり、着こなし方も工夫次第でたくさん作ることができるのです。
ご自身の立ち位置やブランディングを考えながら服選びをすると、ご活躍の幅が一気に広がります。鈴木さんもファッションを変えて、プロフィール写真を変えてから、どんどんご活躍のスピードが早くなりました。見た目から「世界観」を作ることはとても大切だと思っています。ぜひ参考にされてみてください。
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