本来ファッションというのは、「個人の趣味」としての側面が強いものです。元々おしゃれが好きな人は自由にファッションを楽しめばいいのですが、服に興味がない人がわざわざ力を入れるべきものはないと思うはずです。
特に経営者の方、自営業の方、弁護士やコンサルタント、専門家の方にとって、お仕事とファッションは本来はあまり関連性はないものです。でもここではあえて断言します。ビジネスシーンにおいてファッションはとても重要度の高いものです。
「自分が主役」
一般の会社員の方と比べると、経営者や専門家の方は「自分が主役」のお仕事です。ご自身が常に先頭に立ってビジネスを進めていくことになります。つまり、「あなた自身の印象=会社の印象」となります。そこであなたの装いがあまりにセンスに欠けていると、顧客は「この会社は信用しても大丈夫なのかな?」「なんだか仕事ができなそうだな」ということを一瞬にして感じ取ってしまいます。
言葉を交わす前から、ビジネスは既に始まっています。あなたが今着ているもの次第で、相手の印象が大きく変わってしまうわけです。そう考えると、ビジネスシーンで着る服というのは、「ただの趣味」ではなく、「ビジネスの一部」と考えるべきものです。適当に選んでいいはずがありません。
そのことを昔からよく理解しているのが米国の政治家や経営者です。このような表舞台に立つ方には、アメリカでは昔からスタイリストが付いています。外見を1つの戦略として捉え、専門家をしっかりと設けるのが米国らしいですよね。
日本の経営者の裏にもスタイリストが付く時代
その流れは日本にも確実に根付いてきています。大手企業のトップでスタイリストを付けている人は非常に増えました。私自身、誰もが知る東証一部上場企業のトップの方のスタイリングを担当させていただいています。
たとえば新サービス発表の場面で経営者の装いがあまりにイマイチだと、肝心のサービスや商品のクオリティにまで悪い印象を与えてしまいます。社会が成熟するにあたって、「デザイン性」の重要性はどんどん高まっています。商品のパッケージだけではなく、経営者の着る衣服もまた大切なパッケージデザインとなります。しっかりと整えておくことが重要な時代になってきています。
個人が主役となる時代
ファッションが重要になるのは大企業の経営者だけではありません。個人事業主や専門家の方こそ、ファッションを使った差別化が重要です。というのも、同業他社がひしめき合う中で、いかに他社との違いを表現するのかはとても重要だからです。
「センスの良さそうな雰囲気」を作ることで、差別化をする企業はとても増えてきました。どうせ選ぶのだったら、古臭いところよりも、今っぽくてセンスの良いところに頼みたいというのが顧客心理なのです。
私のクライアントも業種は様々です。IT系企業の経営者、医師、大学教授、コンサルタント、政治家、投資家、スポーツトレーナーなど、多種多様の職種の方がファッションを磨いています。みなさんに共通するのは、「業界の中でも、差別化をしていきたい」という思いです。「違い」を目に見える形で表現することも、今ではとても大切な仕事の一部となってきています。
SNSの発展
また、近年になって顕著となってきたのが「SNSの台頭」です。これまでインターネット上に顔を出すことをためらう人は非常に多かったです。ところがSNS発展の影響で、個人が顔写真を出す機会が非常に増えました。たった1枚のプロフィール写真からも、その人の雰囲気、センスというものが垣間見れるようになりました。
企業のホームページ、SNSなどのメディアでの露出が増えたため、経営者がどのような印象を作るべきなのかはとても重要になってきているのです。
まとめ
私たちは日々、必ず何か服を着なくてはなりません。どうせ服を着るからには、仕事で足を引っ張るような服ではなく、印象力を高め、ご自身のブランド価値を高めてくれる衣服を着るべきです。その成果は必ず数字となって表れるはずです。早い人は既に始めています。
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新しいブログを立ち上げられたんですね‼️
大山さん。
乗りに乗ってきてる感じがしますね^_^
ますますのご活躍を祈念しております。
毛利さん、コメントありがとうございます! 思ったらすぐに動き始めてしまう悪いクセでもあります(笑) スーツスタイルやビジカジスタイルのヒントをこちらでも発信していきますので、ときどき覗いてみてくださいね(^^)